兵庫県/はりま姫路総合医療センター整備(姫路市)/17年度から設計着手

 ◇延べ6・5万平米、病床数736床
 兵庫県立姫路循環器病センター(姫路市)と製鉄記念広畑病院(同)の統合再編に伴う新病院の整備概要が分かった。病床数は県立病院で最大の736床を計画し、延べ床面積は約6万5000平方メートル。関連施設を含めた整備費は約340億円。17年度から設計作業を始める予定で、27日に開かれる県の総合事業等審査会に整備事業を諮り、審査結果を踏まえ、事業推進方針を決定する。
 両病院の診療機能を維持・充実して相互補完するとともに、人材育成の拠点病院として整備。県の中播磨および西播磨地域に安定的かつ継続的に良質な医療を提供する。統合後の病院名は「県立はりま姫路総合医療センター(仮称)」にする。
 整備場所はJR姫路駅東側の再開発地区「キャスティ21」のイベントゾーン高等教育・研究エリア(同市神屋町)。敷地は約3万平方メートル。今後、市と敷地境界線を協議する。
 病床は糖尿病や心疾患のほか、呼吸器や筋骨格系など救急に関連した疾患を重点対象とし、高度急性期および急性期患者への対応を強化。外傷など身体合併症状を持つ精神疾患患者に対応した病床も設置し、地域周産期母子医療センターとして小児や産科、新生児患者の病床を設ける。成人を中心とした幅広い疾患に対応する救急医療の充実を図り、医師や医療従事者が集まるリーディングホスピタルを目指す。
 病床の内訳は、高度急性期・急性期が593床、救命救急センターが44床、集中治療32床、NICUと小児・産科を含む地域周産期母子医療センター51床、精神科16床。診療科は34科を予定。
 建物は2棟で構成。病院棟が免震構造15階建て、別棟が耐震構造5階建てで総延べ床面積は約6万8400平方メートル。1~3階に総合受付や外来、救命救急センター、放射線検査・治療部門などを置き、4~6階に手術室やICU、検査室、管理部門が入る。7階以上が病棟。別棟には管理部門のほか、獨協学園の医療系高等教育・研究機関と県立大学の医産学連携拠点を収容する。
 病院は約6万4900平方メートル、獨協学園などの関連施設は約3500平方メートル。病院棟の屋上にヘリポートを設置し、敷地内に自走式の立体駐車場を整備する計画だ。
 17、18年度に基本・実施設計を進め、19年度に建築工事に着手。21年度に完成し、22年度の開院を目指している。

(日刊建設工業新聞様より引用)