兵庫県/2号加古川橋架替(加古川市)/18年度事業認可めざし都市計画変更へ

 兵庫県は、1925(大正14)年の完成から90年以上が経過し、川の流れの阻害要因になっている国道2号加古川橋(加古川市)の架け替え事業に18年度着手する。昨年12月に地元住民らでつくる加古川市国道2号等整備促進協議会が早期着工を要望し、井戸敏三知事が今後の見通しを示していた。県の社会基盤整備プログラムでは18年度までに耐震対策に着手すると位置付けているが、同橋を含めた3・3キロ区間の都市計画を変更し、既存道路の4車線化とともに橋梁の改築を進める。
 加古川橋は全長が383メートル。片側1車線で両側に歩道がある。西詰交差点では慢性的に交通渋滞が発生しており、老朽化が進んでいるのに加え、橋脚数も16基と多く、川の流れを阻害している。さらに加古川橋以東の一部区間では、渋滞対策として1969年12月から東方面のみの一方通行にしており、4車線化することで渋滞が解消すると期待される。
 都市計画を変更する区間は、加古川橋西詰交差点付近から坂元交差点付近までの3・3キロ。都計決定から20年以上が経過し、道路を取り巻く社会環境も大きく変化していることから線形や幅員を見直す。幅員は2メートルの停車帯をなくすなどして現在の30メートルから25メートルに縮小。加古川橋は治水に影響のない範囲で桁の高さを低くし、取り付け部の側道の整備を取りやめる。
 社会基盤整備プログラムでは、東側の平野工区(延長810メートル)と寺家町工区(740メートル)、西側の加古川橋を18年度までに事業着手する路線に位置付けているが、県では平野工区と加古川橋から事業を進める方針だ。平野工区は坂元交差点の東側から拡幅を行うため、400メートルを追加した約1・2キロ区間の都市計画を変更する。
 加古川橋の架け替え計画では、現橋上流側に2車線の新橋梁を整備し、交差点の改良を行った後、現橋を撤去。橋脚数は5基程度になる見込み。現橋跡に建設する新橋梁は、市が国道2号加古川バイパス北側に新橋梁(橋長391メートル、幅員19・3メートル、事業期間は25年3月末)を計画していることから、工事の進ちょくや渋滞状況を見極め、整備時期を判断する。
 都市計画の変更手続きは17年度に行い、県と市の都市計画審議会に案件を諮問し、18年3月にも決定告示を受ける見通し。学識者らで構成する県公共事業等審査会に事業着手が妥当かの意見も聞き、18年度の事業認可を目指す。用地取得や測量・調査、予備・詳細設計なども進め、早期の着工を目指す。
 県では、4月以降に自治会を対象に説明会を開くとともに、土地の境界を確定する用地測量を開始したい意向だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)