写真家・村井修氏が死去/建築写真で数々の功績

 建築写真で優れた作品を数多く残し、日本建築学会文化賞も受賞した写真家の村井修(むらい・おさむ)氏が23日、急性心不全のため東京都内の病院で死去した。88歳だった。通夜は28日午後6時、告別式は29日午前11時から東京都中野区中央2の33の3の宝仙寺で。喪主は長男の眞哉(しんや)さん。
 1928年愛知県半田市に生まれ、50年に東京写真大学(現東京工芸大学)卒業後、建築、彫刻、都市の撮影を始め、以降フリーランスとして建築誌や美術誌などの撮影に従事した。2010年には、50年以上にわたって常にフリーな立場で建築と美術、街並みを撮り続け、建築界と社会に独自の芸術的視点で貢献してきた業績が高く評価され、建築学会文化賞が贈られた。
 主な著作に、『世界の広場と彫刻』(現代彫刻懇談会編、第37回毎日出版文化特別賞)、『石の記憶』(写真賞第6回東川賞)などがある。
 9月16日~10月16日には、出身地の半田市にある半田赤レンガ建物で、戦後70年にわたる村井氏の足跡をたどることができる写真展「めぐり逢ひ」を開催するなど、最近まで精力的に作品を発表していた。

(日刊建設工業新聞様より引用)