凜/国土交通省土地・建設産業局国際課・長谷川眞遊さん

 ◇業務通じ日本と海外の懸け橋に
 国内の建設業や不動産業が海外市場で事業展開する際の課題を聞き、ビジネス環境を整備するのが国際課の役割の一つ。国際調整第一係長として国際交渉の仕事に従事している。
 国土交通省への入省を選んだのは業務領域が広く、出身地・新潟県のような地方を元気にする役割も担っているのが理由だった。社会人になって4年目。これまで観光庁で「通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律」(17年6月成立)に携わり、昨年7月から今のポストに就いた。いずれも幅広い国交行政の中で「携わってみたいと思っていた仕事」だったそうだ。
 着任早々、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の関連でインドに出張。その後、日本・フィリピン建設会議でフィリピンを2度訪れた。現地政府の要請に応じて日本の技能教育手法を移転する中小建設会社の取り組みも支援している。
 学生時代に東南アジアを旅した。ホームステイ先のラオスでは「政府開発援助(ODA)で橋梁建設を日本が支援したことが現地に広く知られている」ことを知った。
 成長を続ける国々を支援する役割の一端を担いながら、フィリピンのように「若く、勢いのある国の活力を日本の力につなげていくことも重要な仕事だと思う」と話す。時に業界に寄り添いながらビジネスの実態に迫り、日本企業が活動しやすい環境づくりに力を注ぎたいと思っている。(はせがわ・まゆ)

(日刊建設工業新聞様より引用)