凜/安藤工務店(神戸市)・安藤未都さん/楽しく安心して働ける環境に

 得意の語学力を生かした貿易や物流の会社勤務を経て、14年10月に家業の鉄筋工事会社に入った。父親が1人で事務作業を黙々とこなす姿をずっと見てきた。「自分も手伝いたい」と自ら進んで入社した。
 神戸市内で地場ゼネコンが施工するマンション工事に下請として従事。現場の技能者はベトナム人実習生を含めた6人、鉄筋加工場は4人で、これに協力会社の8人ほどを加えた体制で日々の工事に当たる。
 目下の課題は技能者の高齢化。組織の新陳代謝を図ろうとハローワーク経由での募集も試みているが、人材がなかなか定着しないなど苦戦が続く。入社4年でこの春から職長となった30代の男性には、若者が入ってきた時の指導役になってもらいたいと大きな期待を寄せている。
 人材確保の前提ともなる社会保険に加入しているが、それが経営を圧迫していることは否定できない。「加入義務を果たした会社が報われるような状況にしてほしい」。週休2日の実現と、有給休暇の取りやすい環境整備は大事な要素と認識。日給月給による現状の給与払いを月給制に移行する必要性も感じている。
 関西鉄筋工業協同組合の青年部に参加し、会合に出るたびに「若く、勢いのある皆さんから刺激を受ける」。仲間の意見も取り込みながら、若手や女性も「楽しく安心して働けるような会社にしたい」とする。(あんどう・みやこ)

(日刊建設工業新聞様より引用)