凜/東京・足立区都市建設部建築室開発指導課・小野真貴枝さん

 ◇頼られる先輩になりたい
 大学で建築を学んだ。民間企業への就職を目指したが、同じ研究室の先輩が他区の技術職として働いているのを知り、行政の仕事にも興味を持った。「自分が育った地元でまちづくりの仕事がしたい」。そんな思いを抱き、採用試験を突破して足立区役所に入った。
 働き始めて5年目。最初は建築審査課に配属されて3年間、建築基準法に基づく建築確認や指導などに従事した。「相手が話す内容を理解できず、求められる回答ができなかった」。悔しさもあり、法知識を深めようと2級建築士の取得にチャレンジした。
 4年目で異動した開発指導課では、開発行為の許可や大規模建築物に対する条例に基づく指導などを手掛けている。建築物単体にとどまらない仕事をしてみたいと、志願した。開発に伴う道路の位置指定などの業務もあり、「土木のことも学びたかった」。間違った指導をすれば、せっかくの建築計画が白紙に戻る可能性もある。緊張感があり、「責任を感じる」仕事だ。
 週末、同僚や大学時代の友人と食事に出掛けることが多い。仕事から解放され、「誰かと話すとリフレッシュできる」と笑顔を見せる。
 16年に1級建築士を取得し、新年度が始まる4月から主任主事に昇進する。今後は、公共建築やまちづくりの部署でも経験を積みたいという。建築関連分野のことなら「この人に聞けば何でも分かる」。後輩から頼られる先輩になるのが今の目標だ。(おの・まきえ)

(日刊建設工業新聞様より引用)