凜/首都高速道路東京西局プロジェクト本部・錦戸綾子さん

 ◇東京の風景にさわれるのが魅力
 幼い頃からものづくりに興味を持ち、大きなものを造れることから土木工学を選択した。インターンシップで民営化前の首都高速道路公団の業務を体験。保全関係を担当する管理部門で補修の計画に関わり、その面白さを実感した。
 都心環状線江戸橋ジャンクションなど、東京を代表する構造物の風景を自らの手でさわれる。そうした土木の仕事の格好良さに魅力を感じた。入職後、完成間近のレインボーブリッジの現場に配属。新たなランドマークとして注目を集め、華やかで大規模な土木プロジェクトも実際の業務は地味で緻密な工程の積み重ねであることを学んだ。
 その後も現場の管理を行う工事事務所を中心に勤務。入職当時の現場では女性技術者が珍しく、周囲は優しく対応してくれた。その一方、「どうせ男性のようにはできないだろう」というような雰囲気も感じられ、悔しい思いをしたことも。
 現場勤務は体力的には確かにきついこともある。それでもいろんな人たちに使われる「ものづくり」の楽しさは、他では得がたく、苦労も吹き飛ぶ。
 現在はプロジェクト調査・環境課の改築調査担当課長として、高速道路リニューアルプロジェクトなどの調査・計画に当たる。
 社内には女性技術者が増えつつあるが、まだまだ少数派。「彼女たちに目標にしてもらえるように頑張りたい」と力を込める。
 (にしきど・あやこ)

(日刊建設工業新聞様より引用)