前田建設/旧小学校を研修施設に改装/茨城県取手市と契約締結、地域活性化モデルに

 前田建設は、茨城県取手市で建設中の新技術研究所に隣接する市立白山西小学校跡地を活用し、人材開発センター(総合研修所)を建設する。19年4月初旬の開設を目指し、既存建物を買い取った上で耐震補強・改修し、研修施設にコンバージョンする。
 旧白山西小の所在地は取手市白山8の11の6。18年12月のオープンを目指して建設中の新技術研究所とは市道を挟んで隣接する。前田建設は3~4階建ての校舎3棟(1~3号棟)と体育館、プールを1975万円で取得。20年間の事業用定期借地権が設定された敷地(2万5858平方メートル)は月額148万6663円で市から借りる。建物の引き渡しと敷地の賃貸開始は18年2月1日の予定。
 1号棟と3号棟は耐震補強・改修し、120室・200人収容の宿泊棟として活用。耐震基準を満たしていない2号棟は解体してセミナー棟を新築するなど総延べ約5700平方メートルの研修施設となる。グラウンドはドローン(小型無人機)測量やICT(情報通信技術)建設機械による施工実習などに活用する。
 研修施設はイベント時や災害時の避難場所として地域住民に開放。敷地に隣接する寺原駅に南口改札を新設するなど地域活性化にもつなげる。
 27日の契約締結後に取手市役所で記者会見した藤井信吾市長は「民間活力による地域活性化のモデルになると確信している」と期待を表明。前田操治社長は「CSV(共有価値の創造)に合致する計画。人材育成や技術の研さんを積む場として事業に生かすとともに、地域にも貢献していきたい」と意欲を見せた。

(日刊建設工業新聞様より引用)