北海道建設部/週休2日モデル工事実施概要公表/施工者希望型で全面導入

 北海道建設部は週休2日モデル工事の実施概要をまとめた。18年3月1日以降に入札公告するゼロ国債・ゼロ道債工事から導入する。契約後に受注者が週休2日の実施を選択できる「施工者希望型」を適用。工期に制限があるなど特別な事情がある工事を除き、予定価格に関係なくほぼ全ての工事を対象とする。週休2日を実施した場合、工事施工成績評定で1点が加算される。
 北海道内では北海道開発局と北海道防衛局が既に週休2日制を導入し、札幌市は18年度からの導入を予定している。北海道建設部が導入に踏み切ることで道内の主要発注機関が工事現場の週休2日制に着手したことになる。
 国土交通省の「工期設定支援システム」を活用するなどして週休2日の工期設定をした工事がモデル工事適用対象となる。建設部発注のほぼ全ての工事で、週休2日の工期を設定する予定。ただし災害復旧工事や他の事業との関連で工期を遅らせることのできない工事は対象外とする。
 モデル工事現場では、週休2日に相当する工期全体の7分の2を閉所とする。年末年始の6日間と、夏期休暇の3日間は除く。週休2日を実施した工事では、履行確認後に工事施工成績評定で1点を加算する。
 工事の入札公告から完成までの流れでは、まず入札公告段階で特記仕様書に週休2日モデル工事であることを明記。工事契約後に週休2日の実施意向を表明した受注者は、計画工程表に施工計画書を添付して工事監督員に提出する。
 発注者は、週休2日の履行が確認できた時点で設計変更により間接工事費を補正する。補正率は国に準じて共通仮設費1・02倍、現場管理費1・04倍とする。工事完成後は下請業者を含む施工者にアンケートを実施する。
 若者の入職を促し、次代の担い手を確保するために工事への週休2日制の導入は避けて通れない取り組みであるものの、積雪寒冷地である地域特性もあって、「一部の建設業者からは週休2日にあまり積極的でない声も聞かれる」(建設管理課)という。このため、対象工事のうち、受注者が週休2日を希望する工事がどの程度の割合を占めるかについては「想定できない」(同)のが現状のようだ。
 18年度以降の運用について同部では「アンケートを参考に内容を見直すなどしながら、将来的にはモデル工事ではなく通常工事としての週休2日を目指したい」としている。

(日刊建設工業新聞様より引用)