名古屋市/瑞穂体育館新築設計(瑞穂区)/契約候補に佐藤総合計画

 名古屋市は26日、「瑞穂体育館(仮称)新築設計」の委託先を選定する公募型プロポーザルで、佐藤総合計画を契約候補者に決めたと発表した。次点は安井建築設計事務所。6月17日に公告、7月15~20日に技術提案書等を受け付け、学識経験者らで構成する評価委員会議(座長・鈴木賢一名古屋市立大大学院教授)が審査した。応募したのは2者のほか、東畑建築事務所、石本建築事務所、大建設計だった。
 同体育館は、瑞穂区田辺通3の敷地約1万8500平方メートル(うち対象部分約8800平方メートル)に建設される。
 プロポーザルでは、SRC造4階建て延べ約9400平方メートルの規模を想定し、第1・第2競技場、軽運動室などが入る体育館の提案を求めた。特に▽ドッジボールや武道が盛んな地域特性の考慮▽災害時の緊急物資集配拠点機能▽周辺環境への配慮▽渋滞対策、近隣住民の生活環境に配慮した駐車場計画-をテーマにした。
 佐藤総合計画は、「スポーツを通じて豊かに交流できる“スポーツラウンジ瑞穂”の創造」をコンセプトに提案した。
 それによると、建物は3階建てで、1階にエントランス、軽運動室、駐車場、2階に第1・第2競技場、3階に観覧席を設ける。
 ドッジボールや武道など四周から見て楽しむスポーツに配慮し、第1競技場の観覧席を競技場を囲むロの字形とする。軽運動室には師範席(上壇)をしつらえ、本格的な武道機能を持たせる。災害時の対応では、軽運動室に緊急物資集配拠点機能を加え、緊急物資の搬入経路と一般利用車を明確に分離させた動線を確保する。
 周辺環境への配慮では、建物を低層化するとともに、全体を緩やかな勾配で折り重ねる折れ屋根を採用することで、圧迫感や日影の影響を軽減する。また、約160台収容の駐車場を建物1階に取り込むことにより、周辺住宅地の生活環境や渋滞対策にも配慮する。
 市は今後、基本・実施設計を18年3月下旬までに完了させ、18年度着工を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)