和歌山市/市民文化交流センター基本計画素案/外観デザインに3案、17年に基本設計

 和歌山市は、市立伏虎中学校跡地(七番丁)に移転を予定している市民会館の基本計画素案を明らかにした。「(仮称)市民文化交流センター」として建設するもので、音楽など各種イベントに対応する大ホールやコンベンション機能を持った小ホールを備え、外観デザインは三つの案を提示した。年内にも計画をまとめ、17年初めから基本設計に移る。基本計画と基本設計は梓設計・環境建築計画JVが担当。
 計画では、小中学校の統合で閉校する伏虎中の跡地のうち、けやき大通りに面する約6500平方メートルに建設する。4階建てで音楽や演劇などのイベントが開ける1000席程度の大ホールを設けるほか、小ホールは500席程度の可動席を備え、コンベンションに対応。展示室や練習室、会議室、店舗も収容する。工事費は約78億円。
 外観のデザインは、和歌山城と調和したシンボル施設を目指し、城下町のたたずまいを踏襲しつつ、紀州材をふんだんに取り入れた現代的なデザインのA案、門長屋などをモチーフにした和風のB案、和歌山城の屋根の重なりや周辺緑地と連続性を持ったC案の3案を示し、基本設計の段階でさらに検討を進める。
 駐車場は障害者用や搬入用のほか、送迎者用の車寄せを設けるものの、一般用は設置せず、近隣駐車場を活用する。
 市では17年度に実施設計を始め、18年度内に本体工事に着手、21年4月の開館を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)