四国整備局、徳島県ら/吉野川・那賀川合同総合水防演習実施/67機関・7百人が参加

 四国地方整備局と徳島県、徳島市など県内13市町は21日、吉野川南岸河川敷の徳島市民吉野川運動広場で「心を一つに、地域を守る」を合言葉に吉野川・那賀川合同総合水防演習を実施した。行政や消防団、医療機関、建設業関係団体など67機関から約700人が参加し、超大型台風によって吉野川全流域で大洪水になる恐れがあるとの想定の下、水防工法や人命救助、避難などの訓練を本番さながらに行った。
 水防演習は、洪水による被害の発生を未然に防止し、被害を最小限に食い止めることを目的に四国整備局などが毎年この時期、4県持ち回りで実施している。
 演習に先立ち、名波義昭四国整備局長が「それぞれの立場で緊張感を持って、本番を想定した演習を行ってもらいたい。本日の演習が、関係機関の水防体制の強化、水防技術の向上、流域の安全・安心に寄与することを期待する」とあいさつ。
 飯泉嘉門徳島県知事は「今年は徳島県治水および利水等流域における水管理条例制定の元年であり、この水防演習は重要な意味を持つ。ハード、ソフト両面から最新の技術を駆使し、訓練を実り多いものとしてほしい」と述べた。
 演習では、土のう作りや杭ごしらえなどの準備工、堤防斜面の崩れ対策工、越水対策工、緊急対策工などのほか、国土交通省のヘリコプターで上空からの被災状況調査、ドクターヘリによる被災者搬送訓練などが行われ、参加者は真剣な面持ちで演習に取り組んでいた。

(日刊建設工業新聞様より引用)