回転窓/切手の楽しみ方

 2018年は日本映画界を代表する黒澤明監督没後20年に当たる。多くの監督作品の中でも代表作の一つに挙げられるのは『七人の侍』(1954年)。この作品が2度も郵便切手の図案になったことを『著名人の切手と手紙』(新垣千尋、池澤克就著)で教えられた▼書籍は2年前、東京・目白にある「切手の博物館」の開館20周年を記念して発行された。著名な切手収集家・故水原明窗(めいそう)氏が私財を投じて設立した財団が運営母体の博物館で、約35万種に上る国内外の切手などを所蔵するという▼7月1日まで開催中の企画展では、教会や学校など「遠くからでも見える位置に時計がある構造物」を図案に描いた各国の切手も紹介されている。切手マニアならずとも興味深く見ることができる▼博物館のショップで鑑賞記念に購入したのは、米国のダムや電力施設などを描いた切手3枚がデザインされたおしゃれな定規。好きな人物や風景、記念となる1枚を集めるだけでなく、こういったグッズとして楽しめるのも切手の魅力に違いない▼次回企画の「世界の鉄道」展は7月4日から。切手で巡る世界鉄道紀行もいい。

(日刊建設工業新聞様より引用)