回転窓/挑戦するリーダーを

 「若い人がリスクを負ってチャレンジすべきだ」。地方に移住して街づくり事業を手掛けている30代の経営者がそう話していた。地域の食材を使う飲食店が開業。交流の場となる子育て施設なども建設している▼街づくりコンサルタントの知人は、故郷の離島で古い住宅のリノベーションを展開中。自身は故郷を離れたが、移住してくる若者もいる。「新しく来た人に生かしてもらえる場を作りたい」と東京と故郷を往復する▼印象に残ったのは「地元にいる人の方が地域を諦めている傾向がある」との言葉。地域では口にできないし、誰もそうとは言っていない。だが、そうしたムードを感じずにはいられないそうだ。「今リスクを取らないと、将来もっと大きなリスクになるのに」とも▼どこに懸念があり、どこまで踏み込んでいくべきか。将来世代のためになる行動か。そうした自問自答をしながら前へ向かって挑戦している▼少子高齢化や激動する世界情勢などを考えると、今必要なのは、本当の意味で未来を見据えた挑戦だろう。きょう、衆院が解散される。どのようなリーダーを選ぶべきか。しっかりと見定めたい。

(日刊建設工業新聞様より引用)