回転窓/素敵な街の顔

 夕暮れの東京・丸の内。タキシードとウエディングドレスを着た若い男女が手を取り見つめ合う。街でこんなシーンを見かけたら、多くの方がテレビか雑誌の撮影現場ではないかと思われるに違いない▼実はこれ、ロケーションフォトと呼ばれる撮影サービス。主役の2人をコーディネートするスタッフやカメラマンが付き、街の中で場所やポーズを変えて思い出の写真を撮影していく。東京駅と丸の内周辺は人気の撮影スポットのようだ▼昨年に改修工事を終えた東京駅丸の内駅前広場につながる行幸通りに立ち、ライトアップされた東京駅舎をバックに撮る一枚。そして美しくおしゃれな丸の内仲通りでの写真もきっとかけがえのないものになろう▼丸の内で再構築事業が本格化したのは現在の丸ビルが開業した2002年から。以前は「月曜から金曜までのオフィス街」であったが、今では週末にも多くのショッピングを楽しむ人や観光客らでにぎわう街に変わっている。16年に休日の来街者が02年の約2・5倍に増えたというから、変貌ぶりがよく分かる▼大切な思い出づくりの舞台に選ばれるのもすてきな街の顔である。

(日刊建設工業新聞様より引用)