国交省、林野庁/CLTパネル工法を国の庁舎整備で初採用/嶺北森林管理署など2件

 国土交通省と林野庁は8日、国の庁舎整備で初めて、CLT(直交集成板)パネル工法を採用すると発表した。「嶺北森林管理署」(高知県本山町)と「西都児湯森林管理署」(宮崎県西都市)の2件。ともに林野庁からの支出委任で国交省が発注し庁舎を建て替える。同工法を用いた建築物の一般的な設計手法などに関する一連の告示が3月と4月に公布・施行されたのを受け、正式に採用が決まった。
 CLTは、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した重厚な木製パネル。床や壁、屋根などに使用して建築物を整備する。
 国交省と林野庁では、公共建築物の木材利用促進法に基づき、新たな木材需要の創出が期待されているCLTを活用した庁舎整備に取り組んでいる。
 四国地方整備局が発注予定の「嶺北森林管理署庁舎整備事業」は、2階建ての庁舎と平屋の車庫倉庫で構成する。総延べは約590平方メートル。庁舎の壁と2階の床、屋根の構造材、玄関ひさしなどにCLTを使用する計画だ。現在は実施設計段階で、17年度第2四半期に公告し、18年度の完成を予定している。設計はあい設計が担当している。
 九州地方整備局が発注する「西都児湯森林管理署庁舎整備事業」は、庁舎棟平屋約353平方メートルと会議室棟平屋73平方メートルの規模。会議室棟の構造壁の一部にCLTを使用する。設計は徳岡設計が担当。実施設計が完了し、現在、入札手続きの準備中で月内にも公告される見通し。18年度の完成を予定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)