国交省ら営繕主管課長会議/公共建築の設計者選定手引作成/手続き前から流れ解説

 国土交通省や都道府県らで構成する全国営繕主管課長会議は、公共建築工事の設計者選定を適正に行うための解説書「建築設計業務委託の進め方」を作成した。プロポーザルや総合評価など選定方式の特徴や、選択時の考え方などを整理。選定手続きの前から設計者選定まで流れに沿って解説しており、設計者選定の手引きとして活用してもらう。=2面に関連記事
 社会資本整備審議会(社整審、国交相の諮問機関)が17年1月、石井啓一国交相に提出した答申「官公庁施設整備における発注者のあり方について」の中で、発注者は透明性・公平性を確保した上で、公共建築工事に最も適した設計者、施工者などを選定する必要があると明記されている。国交省は自治体だけでなく、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会、日本建築家協会とも連携して解説書を作成。25日の同会議で報告した。
 解説書は、▽設計者選定の考え方▽設計者選定手続きの前に行うこと▽プロポーザル方式▽総合評価方式▽価格競争方式▽書式集(別冊)-などで構成。公共建築の発注者として、どの段階で何を決め、どのように作業を進めていくのかといった流れや、留意点などを取りまとめている。
 さまざまな設計者選定方式がある中、プロポーザル、総合評価、価格競争の3方式を対象に特徴を整理。国交省官庁営繕部が各方式を選択する際の設計業務内容や考え方も明記している。
 例えば、プロポーザルは技術提案書の提出を求め、技術的に最適な者を設計者として選ぶ方式で、官庁営繕部は新築・増築などの設計や大規模改修実施設計などの場合に選択する。実施手順に沿って留意点をまとめ、解説を加えている。官庁営繕部では4月に技術提案で視覚的表現の許容範囲の取り扱いを見直した。こうした最新動向・情報も解説書に反映されている。
 解説書は公共建築工事の発注者の役割に関するポータルサイト(http://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk6_000084.html)に掲載される。

(日刊建設工業新聞様より引用)