国交省/インフラ輸出行動計画決定/受注目標プロジェクトに24件追加

 国土交通省は、18年度の「インフラシステム海外展開行動計画」を決定した。17年度行動計画に続き、今後3~4年でインフラ整備需要が旺盛な国・地域別に重点的に日本企業の受注を目指す有力プロジェクトを列挙。新たに東南アジア各国を中心に計画される24件を追加した。これで17年度までの分を合わせた受注目標プロジェクトの累計は83件に上る。
 18年度行動計画では▽チームジャパンの確立~独立行政法人等の知見の活用による官民一体となった海外展開▽競争力の強化▽増加するPPP(官民連携)案件への対応▽相手国への貢献を通じた受注機会の拡大▽受注後の継続的な支援-の五つの戦略を設定した。
 併せて、海外でのプロジェクト受注や技術・システムの輸出などを後押しする施策をより分かりやすく整理した。具体的には、途上国や新興国で特に整備需要が高い鉄道や港湾、空港といった特定の施設別と、インフラ・都市開発分野で海外展開を目指す建設業や不動産業といった産業別に整理した。国交省によると、世界のインフラ整備需要は交通施設分野で1・5倍の伸び、鉄道は倍以上の成長が予測される。
 今後3~4年で重点的に受注を目指す新規プロジェクト24件は次の通り。
 【ベトナム】ロンタイン新空港建設・運営事業▽巡視船建造・供与
 【ミャンマー】ヤンゴン都市鉄道整備事業▽マンダレー港整備事業▽ヤンキン地区都市開発事業▽チャイカサン競馬場跡地都市開発事業
 【カンボジア】シハヌークビル新コンテナターミナル整備事業▽港湾EDIシステム導入に対する支援▽プノンペン都市鉄道整備事業
 【タイ】バンコク~ラヨーン間高速鉄道計画▽高速道路PPP事業(バンパイン~ナコンラチャシマ線)▽バンスー駅周辺都市開発事業
 【フィリピン】マロロス~クラーク鉄道計画▽南北鉄道計画南線
 【インドネシア】スマトラ縦貫有料道路整備事業▽ジャカルタ特別州下水道整備事業▽マカッサル高速道路事業
 【バングラデシュ】ダッカ都市交通整備事業(1号線、5号線)▽ハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業▽ジャムナ鉄道橋
 【英国】サウスイースタン旅客鉄道運行事業
 【コートジボワール】アビジャン3立体交差点建設計画
 【マダガスカル】トアマシナ港拡張計画(パッケージ2)
 【ルーマニア】ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画。

(日刊建設工業新聞様より引用)