国交省/キャリアアップシステムで基幹技能者を先行受付/特別講習受講申込と併せ

 国土交通省は17年度から運用する「建設キャリアアップシステム」で、登録申請の先行受け付けを年内に始める。対象は登録基幹技能者。知識の向上を図る目的で実施する特別講習の受講申し込みと併せて登録申請を受け付ける。システム稼働後、最上位の技能を保有していることを示す色のカードを無料で発行。処遇向上に役立ててもらう。
 国交省が建設業振興基金に委託した「登録基幹技能者を対象にした特別講習実施業務」の中で、建設キャリアアップシステムとの連携に関する業務も行う。特別講習を修了した登録基幹技能者から先行的にシステムへの登録申請を受け付ける。これにより、17年度のシステム稼働後すぐにカードが配布され、就業履歴の蓄積が可能になる。
 同省は5日に登録基幹技能者の認定団体に、特別講習の意義やシステムの内容に関する説明会を行った。
 年内に受講受け付けを始める特別講習は、若年者への指導などを含め建設現場で中核的な存在となる登録基幹技能者が知識のさらなる向上を図ることで、建設技能労働者全体のレベルアップにつなげるのが目的。建設産業の最新動向や企業経営に関する事項、若手技能者への技能伝承手法などを2時間~2時間30分講義する。受講は無料。
 受講方法は遠隔地でも受講できるeラーニングと集合研修の二つを用意。eラーニングはパソコンやスマートフォンを用いてインターネット上で受講。17年2~3月に開講する。集合研修は17年1月下旬から3月下旬にかけて全国10会場で実施する。
 建設キャリアアップシステムは技能者の資格や経験などの情報を蓄積し、技能・経験に応じた適切な評価や処遇の改善、工事の品質の向上、現場の効率化を実現することを目的に官民共同で構築を目指している。技能や経験に応じて色分けしたカードを配布し、技能者の社会的地位やスキルアップの向上に役立てる。登録申請の受け付けは、システムが稼働する17年度以降に始まる予定。システムの本格稼働は来秋ごろを目標としている。
 説明会ではシステムを利用して、技能者の処遇向上などにつなげる取り組みを紹介。特別講習の受講を呼び掛けた。

(日刊建設工業新聞様より引用)