国交省/ジャパコン国際賞に10プロジェクト・7社選定/4月11日に表彰式

 国土交通省は27日、日本企業が手掛ける優れた海外建設プロジェクトや海外で活躍する中堅・中小の建設会社を顕彰する「JAPANコンストラクション国際賞(大臣表彰)」(通称・ジャパコン国際賞)の第1回受賞プロジェクト・企業を発表した。海外の建設プロジェクト10件、中堅・中小の建設会社7社を選定。表彰式を4月11日に東京都千代田区の都市センターホテルで行う。=14面に関連記事(「建設プロジェクト部門」詳細)
 表彰制度は日本が提唱する「質の高いインフラ」のさらなる普及・啓発の一環として本年度に創設された。「建設プロジェクト」と「中堅・中小建設企業」の2部門で構成。海外で高い評価を得ている建設プロジェクトや海外で活躍する日本企業を分かりやすく伝えることで、若年世代が海外建設産業に興味・関心を持ち、入職のきっかけにしてもらう狙いもある。
 「中堅・中小建設企業部門」は海外で建設や設計、測量、資機材供給などの事業活動を行い、日本企業のプレゼンス向上に寄与し海外進出を促進した企業を表彰する。応募総数22社の中から7社が選ばれた。
 機動建設工業(大阪市福島区)は推進工法技術の普及・啓発活動を通じて、インドネシアやミャンマーで事業を展開。現地で技術や積算の規格基準の作成や、現地技術者を日本に招き研修を行うなど、技術移転にも貢献している。
 酒井重工業(東京都港区)は現地生産拠点の整備や技術指導を行いながら、建設重機や機械の製造・販売を手掛ける。各国の環境基準に合わせた商品をそろえ社会・環境面の影響にも配慮した事業を展開している。
 JESCOホールディングス(東京都新宿区)は的確なリスク管理によって、電気設備や電気通信設備工事に関する設計積算と工事の両部門で戦略的に事業を展開。独自の日本語教育や技術指導で人材育成と技術移転にも貢献している。
 大有建設(名古屋市中区)はベトナム政府から新技術の暫定認定を受けた独自開発の排水性舗装用アスファルト改質剤で道路・舗装事業を展開。日本の技術基準に独自技術を加え、現地ニーズに即した耐久性に優れる資材を供給している。
 玉田工業(金沢市)は日本で特許を持つ成形方法による二重殻タンクの製造販売や、老朽化した地下タンクのライニング(表面処理)施工の技術供与を行っている。東南アジアで継続的に事業を展開している。
 丸新志鷹建設(富山県立山町)はネパール人研修生の受け入れをきっかけに現地とのネットワークを構築し事業を展開。大規模な公共土木工事を受注するなど、中堅・中小建設会社として先駆的な取り組みを実施している。
 ヤスダエンジニアリング(大阪市浪速区)は推進工法技術と事業戦略により、ベトナムで大型の水環境改善事業を実施。推進工法でベトナム版の規格基準の作成や人材育成など、普及促進にも尽力している。

(日刊建設工業新聞様より引用)