国交省/下水処理場設計でBIM・CIM試行導入へ/モデル事業者の募集開始

 国土交通省は5日、下水処理場・ポンプ場の実施設計を対象に、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)とCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を試行導入するモデル事業者の募集を始めた。同省の委託事業として新増設と改築の2パターンで展開する。いずれも応募を5月15日まで受け付け、6月ごろに選定する。履行期限は来年3月15日まで。
 モデル事業者に選んだ民間事業者には、BIMやCIMを導入して設計図面の3次元(3D)モデル化や効果の検証、導入効果事例集の作成に取り組んでもらう。試行導入は地方自治体などが管理する実際の下水処理場・ポンプ場を活用して行ってもらう。
 国交省は、試行導入で明らかになった成果や課題を18年度末までに作る下水道施設のBIM・CIM運用指針に反映させる。
 下水処理場・ポンプ場は水槽などの土木構造物や電気・機械設備の配管・配線、管理棟などの建屋が複雑に入り組む。そのため、下水道施設の設計や工事の中でもきめ細かな作業が必要になる。そこで国交省は17年度から同施設の工事と実施設計にBIMとCIMを試行導入し、3Dモデルで設計図面や施工手順などを立体的に「見える化」して設計や施工のミスや手戻りの防止を図ることにした。試行導入は18年度で2年目になる。

(日刊建設工業新聞様より引用)