国交省/初の女性活躍推進会議開く/実践的な事例発表、産学官で意見交換も

 国土交通省は20日、「建設産業女性活躍推進会議」を東京都港区の三田共用会議所で初めて開催した。全国各地で女性の活躍推進に取り組む企業・団体・行政の関係者が多数参加。具体的な取り組みの実践者が、女性の入職・定着の実践のためのポイントを提示。女性のさらなる活躍の実現に向けた多様な論点について、産官学のパネリストによる意見交換も行われた。
 冒頭あいさつした国交省の谷脇暁土地・建設産業局長は、高齢化が進んでいる建設産業では担い手の確保・育成が重要な課題との認識を示した上で、「多くの女性に建設産業に入っていただかなければ、この産業は成り立たなくなる。女性活躍の推進に向けた具体的で実践的な事例を紹介いただき、建設産業で女性が活躍するための実践的なアプローチを議論してほしい」と会議の趣旨を説明した。
 発表された事例は、▽静岡県建設産業担い手確保・育成対策支援コンソーシアム▽北海道ブリリアント会▽三承工業▽由井電気工業▽日本建設業連合会(日建連)けんせつ小町・長谷工コーポレーション-の五つ。地域の行政・団体・企業などが連携し共同で女性活躍を応援する活動や、環境整備を通じて女性の戦力化を積極的に進めてきた企業の取り組み、日建連の16年度けんせつ小町活躍推進表彰で最優秀賞を受賞した現場といった多彩な事例について、実践者が概要やポイントなどを説明した。
 事例発表を踏まえ、▽荒木淳子産業能率大学情報マネジメント学部准教授▽今井雅則戸田建設社長▽大森亜紀読売新聞東京本社OTEKOMACHI編集長▽岡村真史新日本建工社長▽籠田淳子ゼムケンサービス代表取締役▽谷脇国交省土地・建設産業局長-の6人のパネリストが意見交換。会場からの質問に対し、パネリストや事例発表者が答える場面もあった。
 谷脇局長は「女性だけではなく建設業に従事する多くの人たちの働き方の改善や、建設業のあり方に広がる多くのヒントを得ることができた。建設産業の明るい未来を感じた」と締めくくった。

(日刊建設工業新聞様より引用)