国交省/回収骨材使用の生コン解禁/指定建築材料の建基法告示改正、大臣認定不要に

 国土交通省は、建築物の主要構造部や基礎などに使える「指定建築材料」として、戻りコンクリートから回収した骨材を材料に加える生コンの使用を解禁した。リサイクルなど環境負荷を減らす観点から回収骨材を使った生コンの活用を促し、骨材の廃棄量をできるだけ抑える狙いがある。14日付で指定建築材料を定める建築基準法の告示を改正した。
 建築物の主要構造部などに使える生コンは、指定建築材料として扱っているJISの「A5308(レディーミクストコンクリート)2014」に適合するか、建基法に基づく大臣認定を受けるかいずれかの要件を満たす必要がある。大臣認定の生コンは回収骨材の使用を認めている。指定建築材料の生コンはすべて新品骨材を使う必要があった。
 告示の改正では指定建築材料の生コンについて、使用する骨材の取り扱いを見直した。使用する骨材全体の量や管理方法などに応じ、新たに回収骨材を5%または最大20%まで使うことを認める。これに伴い、大臣認定を受けなくても実際の建築物に使えるようになった。
 国交省は、実際の建築物でほとんど実績がなかった回収骨材の品質に懸念があったため、指定建築材料として扱っている生コンへの使用を認めていなかった。ただ企業・団体や大学などに提案してもらう建築関係基準の作成を財政支援する17年度「建築基準整備促進事業」を通じ、回収骨材が使われた生コンの品質を確認。骨材廃棄による環境負荷を減らすという観点からも、指定建築材料も大臣認定品と同様に、回収骨材を材料の一部に使用する生コンを認めることにした。

(日刊建設工業新聞様より引用)