国交省/埋立地の薬液注入地盤改良検討委が初会合/発注サイドに立った対応策議論

 国土交通省は、薬液注入工法を採用した地盤改良工事で施工不良問題が発生したのを受け、有識者による「埋立地等における薬液注入工法による地盤改良工事に関する検討委員会」(委員長・善功企九州大大学院特認教授)を設置して24日に東京・霞が関の同省で初会合を開いた=写真。改良する対象地盤の強度の評価、施工管理、施工確認の各段階の課題について技術的な観点から検討し、対応策をまとめる。
 会合の冒頭、港湾局の浅輪宇充技術企画課長は、「薬液注入は、目的物を直接確認することができない。その中でより適切な地盤の評価や施工の確認が行えるよう検討をお願いする」とあいさつした。
 善委員長は「ばらつきのある埋め立て地で薬液注入による地盤改良を行うのは、従来の知見で解決できない面がある。できるだけ発注するサイドに立って検討し、調査、監督、設計が行えるようにしたい」と述べた。
 会合では、▽地盤改良前の改良対象地盤の強度等の評価方法の現状と課題▽施工中の施工管理方法の現状と課題▽地盤改良後の施工確認方法の現状と課題-を議論する。
 この中で出来形の確認については、注入した薬液が対象地盤に満遍なく行き渡っているかどうかを確認できるよう、物理探査などによる確認方法を検討することや、品質確認に客観性や透明性を確保するために第三者による調査の実施とその際の留意点について検討する必要があることが論点として示された。

(日刊建設工業新聞様より引用)