国交省/女性の入職・定着支援/企業・団体の取り組み促進、成果まとめ水平展開

 国土交通省は18年度、建設業の女性活躍推進の一環として、入職・定着に向けた支援策を展開する。内装など女性になじみやすい職種の団体・企業を対象に入職を促すための講習会や、女性を採用する企業の職場環境の改善に向けたコンサルティングを実施。女性活躍を応援する地域ネットワークの支援も続け、定着につなげる。国交省はさまざまな取り組みの成果を取りまとめ、広く周知・水平展開を図る。
 国交省は18年度予算案で、建設業の働き方改革の推進に関する経費として1億1600万円を計上。この一部を、建設業で活躍する女性技術者・技能者の入職・定着の推進支援に充てる。
 入職促進策の一つとして、内装や左官、造園といった女性になじみやすい職種を重点的に支援する。こうした職種の団体や企業向けに講習会を開き、建設現場でも働き方の工夫によって女性が活躍している事例などを紹介。入職に向け積極的な活動を促す。
 女性を採用する建設企業の裾野を広げる取り組みを展開する。女性の採用を検討している中小・中堅企業などの経営者をターゲットにワークショップを開き、女性採用までの道筋を描いてもらう。社内の規則や体制を整備するため、専門家によるコンサルティングも実施する。次世代育成支援対策推進法に基づき、厚生労働省が仕事と子育てに取り組む企業を認定する「くるみんマーク」の取得支援なども行う。
 入職した女性の定着促進に向けては、建設業で働く女性の活躍を支援する地域ネットワークのフォローアップも継続。企業や事業の種別を超えた女性同士の連携や交流の場を提供するなどし、地域ぐるみで女性の活躍を支えるような仕組み・アイデアを検討する予定だ。
 国交省は官民共同で「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を14年8月に策定。現場で活躍する女性技術者・技能者数を策定時の10万人から、5年後の19年時点で20万人に倍増させる目標を掲げている。
 同省は17年6月に「建設産業女性活躍推進会議」を初開催したほか、10~12月に全国10都市で「建設産業女性活躍セミナー」を実施。女性の入職・定着や活躍に向けた情報発信や意見交換を活発化させている。中小・中堅企業など向けに女性活躍推進関連のネット相談窓口を開設したり、女性活躍を応援するポスターを作製したりするなど、目標達成に向けさまざまな取り組みを展開している。

(日刊建設工業新聞様より引用)