国交省/技能者研修プログラム作成/3編の映像教材、スマホで利用可能

 国土交通省は建設工事に従事する技能者を対象に研修プログラムを作成した。職人の基礎的な技能を学ぶ「基礎編」、職長として必要な技能を習得する「職長編」、適切な指導方法を身に付ける「指導者編」の3編で構成する映像教材を用意。インターネットで公開し、スマートフォンなどで時間や場所に制約されず誰でも無料で利用できる。広く普及させ、人材育成に役立ててもらう。
 作成・公開したのは研修プログラム「建設技能トレーニングプログラム(建トレ)」。建設リカレント(学び直し)教育の一環として、従事者一人一人の生産性向上を目的に、多様な技能・技術の取得の機会を提供する。業界団体や企業、教育訓練施設などの監修・協力の下、富士教育訓練センターを運営する全国建設産業教育訓練協会(才賀清二郎会長)が制作した。
 建トレは遠隔地でも受講可能な映像コンテンツで、建トレホームページ(http://kentore.jp/)で公開。スマホなど各種モバイル機器を利用して学習するmラーニングにより、いつでも、どこでも、誰でも受講できるのが特徴だ。中堅人材の学び直しや新人研修などに活用するだけでなく、建設業への入職を考えている人が職人の仕事を知るきっかけにもしてもらう。
 基礎編(22職種)は、建設現場で働く技能者が作業する上で必要となる基礎的な技能を、動きのポイントや注意点などを交え動画で詳しく解説。職長編(6職種)は建設現場での一連の作業手順と、各手順で職長として習得すべき技能などを動画で紹介している。指導者編は、すべての職種で技能講習を行う講師や後進の指導に当たる者が対象。指導者として適切な指導方法を身に付けてもらう内容となっている。
 職種別の研修プログラムのアプリケーションをダウンロードすると、メモの書き込みやしおりの挿入ができ、「自分用の教科書にしたり、講義の教材にしたりなどさまざまな用途で使ってほしい」(国交省土地・建設産業局建設市場整備課)としている。
 基礎編は、▽造園▽建築板金(内外装板金)▽同(ダクト板金)▽冷凍空気調和機器施工▽建築大工▽瓦ぶき▽とび▽左官▽タイル張り▽配管▽型枠施工▽鉄筋施工▽コンクリート圧送施工▽防水施工▽樹脂接着剤注入施工▽内装仕上げ施工(床仕上げ)▽同(鋼製下地)▽同(ボード仕上げ)▽塗装▽機械土工▽圧接▽エクステリア専門工-の22職種。職長編は、▽とび工▽型枠大工▽鉄筋工▽内装工▽塗装工▽電気工-の6職種。

(日刊建設工業新聞様より引用)