国交省/技能者能力評価制度スキーム案提示/国が指針、業界団体が基準策定

 国土交通省は29日、建設キャリアアップシステムを活用した技能者の能力評価のあり方を検討する有識者会議を開き、技能者の能力評価制度に関する大まかな枠組みを提示した。国が作る評価のガイドラインに基づき、業界団体が職種に応じた評価基準などを策定。技能者を評価し、レベルを判定する。今後、評価基準の取り扱いや同システム運営主体との連携などについて議論を深める。
 国交省は評価制度の構築に当たり、客観性の確保や職種間のバランス確保、職種ごとの特性の反映などに留意。登録基幹技能者制度のスキームを参考に、技能者の能力評価制度の大枠(案)を示した。評価基準の公表の有無や国交省の関与などについて今後詰める。
 技能者に付与されるレベル区分を、キャリアアップシステムで技能・経験に応じたカードの色分けに活用するとともに、専門工事企業の施工能力の見える化にも連動させる方向で検討。レベル分けを参考に、現場での働きぶりを加味して、所属事業者や元請企業での具体的な処遇の決定に活用してもらうことも想定している。
 会合で国交省は、経験(就業日数)と知識・技能(保有資格)を能力の要素とする評価方法の活用ケースとして4パターンを説明した。技能者のレベル分けは4段階で検討が進んでおり、最上位のレベル4は登録基幹技能者に付与する方針となっている。国交省はレベル3の技能者像として、一定の職長経験を持つ者を位置付けることを提案した。
 2月28日に次回検討会を開き、論点整理と中間取りまとめ素案を議論。年度内に中間取りまとめを行う。

(日刊建設工業新聞様より引用)