国交省/東京五輪会場周辺で壁面緑化推進/モデル施工者募集開始

 国土交通省は2020年東京五輪の観客の暑さ対策として、競技会場やマラソンコースの周辺で壁面緑化を推進する。実際の調査や設計、施工、維持管理は国の委託事業として18年度から造園・緑化事業者の協力を得て始める。先行して17年度に国の委託事業として猛暑に強い壁面緑化のモデル施工を行う。8日付でモデル施工者を選ぶ公募型プロポーザルの手続きを公示した。17年度予算案でモデル施工などに充てる東京五輪向けの壁面緑化の必要経費として30百万円を新規計上している。
 東京五輪の暑さ対策として推進する壁面緑化は、観客が頻繁に行き来する競技会場周辺やマラソンコース沿いの歩道に面した既設の壁や新設する自立壁を使って進める。
 17年度に実際の対策の準備として始めるモデル施工では、維持管理段階まで含め猛暑に強くできるだけコストを抑えられる壁面緑化手法を探る。実際に対策を施す場所の調査や、既設の壁を管理している建築物などの敷地・建物所有者との調整も進める。
 モデル施工者の応募は30日まで受け付ける。単体またはグループいずれの応募も可能。履行期限は18年3月16日。
 国交省によると、緑化した壁面の表面温度は通常の壁面と比べ20~30度低減できるという。
 国交省は、世界各国にテレビ中継される東京五輪を通じ、日本の造園・緑化事業者が保有している最新の壁面緑化技術をPRし、都市開発のインフラ輸出の拡大につなげる構想も描いている。

(日刊建設工業新聞様より引用)