国交省/生産性向上チャレンジ工事を試行/現場の創意工夫促進、効果確認で加点

 国土交通省は、直轄の大規模工事を中心に施工手順の工夫や既存技術の組み合わせなど現場での創意工夫を促し、生産性向上につなげる取り組みを後押しする。「生産性向上チャレンジ工事」と銘打ち、18年度に各地方整備局で10件以上試行する。受注者が提案した取り組みが履行され、効果が確認できた場合に工事成績評定で加点。次回入札時の評価に反映させる。
 同省官房技術調査課は「生産性向上チャレンジ工事の試行について」と題した文書を8日付で全整備局に送付した。工事契約後の施工段階で、受注者が生産性を高めるために実施する現場での工夫や改善を促進するのが狙い。
 発注時に試行対象工事であることを入札説明書に明記。契約後、受注者は省人化など生産性向上につながる取り組みを発注者に提案。取り組み内容や期待できる効果などを施工計画書に明記する。試行にかかる費用は原則受注者負担とする。
 完了検査までに実施内容や効果を報告。効果が確認できた場合は工事成績評定で優位に評価し、次回の入札にフィードバックする。効果が無くても減点の対象にはならない。
 国交省はICT(情報通信技術)の全面的な活用など建設現場の生産性向上策i-Constructionを推進している。生産性を高めるには新技術の活用だけでなく、現場での創意工夫による取り組みも報告されていることを踏まえ、チャレンジ工事を試行することにした。

(日刊建設工業新聞様より引用)