国交省/都市インフラ管理の高度化へAIやIoT活用/18年度に技術実証実験

 国土交通省は、人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)といった先進的技術を活用し、都市部にある駐車場や公園などの既設インフラの管理を高度化する。
 新たに18年度に同省の委託事業として技術実証実験を展開。委託先として技術を保有する民間企業や大学などの研究機関と、インフラを管理する地方自治体などの官民で組成する共同事業体を2~3者程度選ぶ予定だ。
 18年度予算の概算要求では技術実証試験の委託費として60百万円を新規計上した。実証試験の実施に伴い、新たに自治体がインフラを整備する必要性が生じる場合には社会資本整備総合交付金で支援する。
 都市部にある既設インフラの管理の高度化を進めるのは、都市部での生活の利便性や快適性をさらに高めると同時に、今後の人口減少に対応してインフラの管理作業の効率化を図る狙いがある。
 今回の技術実証試験で明らかになった成果や課題は全国の都市部に普及させる考えだ。
 国交省は、海外の先進事例を参考に今回の技術実証試験に取り組む。具体的には、国民の健康増進策として公園にある運動器具や遊歩道の利用状況を把握しつつ、利用状況に応じて維持管理作業を効率化している韓国の事例や、駐車場の渋滞対策として利用状況を瞬時に把握し情報提供する英国の事例を参考にしている。いずれの事例もIoTを活用している。

(日刊建設工業新聞様より引用)