国交省/18年度新営予算単価決定/庁舎平均0・9%増、労務・資材費の実勢反映

 国土交通省は官庁施設整備の18年度予算要求のベースとなる「新営予算単価」を決定した。庁舎(8モデル)の標準単価は前年度比で平均0・9%上昇。5年連続のアップとなった。直近の公共工事設計労務単価や資材取引の実勢価格などが反映された。庁舎のほか寄宿舎や体育館、倉庫など計26モデルの単価を設定。24日に各府省の営繕担当者に説明した。
 新営予算単価は、官公庁施設建設法に基づき、各府省など国の機関が作成する営繕計画書で質的水準を統一的に確保するため国交省が毎年度、次の年度の予算要求に先立って作成している。
 建築工事費の動向や社会情勢の変化、官庁施設の整備実態などを考慮して標準的な建物の工事単価を示し、適正な事業費の確保と執行に役立ててもらう。
 新営予算単価を設定するモデル施設は、規模や構造、階数が異なる計26通り。ベースとなる標準予算単価に各施設ごとに必要な設備などの単価を足していく。同省官房官庁営繕部では、新営予算単価を用いた工事費算定の手順や留意点をまとめた参考資料を整備した。
 木造を除く庁舎は8通りのモデルを作成。今回は、16年5月に閣議決定した「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画(政府実行計画)」を踏まえ、大規模な庁舎にエネルギー管理システムを導入する場合に対応した項目を追加した。
 庁舎の平均単価は前年度比で17年度が2・6%、16年度が3・9%、15年度が7・0%、14年度が6・5%それぞれ上昇している。
 規模別の庁舎単価(1平方メートル当たり)は次の通り。
 ▽RC造平屋200平方メートル=30万1390円▽RC造2階建て延べ400平方メートル=29万7480円▽RC造2階建て延べ750平方メートル=26万0990円▽RC造3階建て延べ1500平方メートル=24万5640円▽RC造4階建て延べ3000平方メートル=22万9740円▽RC造地下1階地上5階建て延べ6000平方メートル=22万6590円▽SRC造地下1階地上8階建て延べ1万5000平方メートル=24万5780円▽S造地下2階地上15階建て延べ3万平方メートル=23万4860円。

(日刊建設工業新聞様より引用)