国交省/CIMライブラリー構築へ/20年度運用めざす、関係機関と相互連携

 国土交通省は、3次元(3D)設計で使用頻度が高いパーツをあらかじめ作成し提供する環境を整備する。CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)で使うパーツを格納して利用者に提供する「CIMライブラリー」の構築を検討。関係機関と連携・調整し、海外事例も参考にする。20年度の運用開始を目指す。
 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)先進国の英国やオランダなどではライブラリーの構築が進んでいる。建築の部品情報が主だが、英国では17年から土木構造物のパーツ作成が始まっているという。一方、国内では現在、複数の機関がライブラリーの整備に取り組んでいる。
 CIMライブラリーの構築は、産官学で構成する「CIM導入推進委員会」(委員長・矢吹信喜阪大大学院教授)の下部組織、CIM実施体制検討ワーキンググループが具体的な検討を進める。
 検討内容は▽CIMライブラリーの目的▽提供データの仕様、データ作成主体▽規約や権利関係▽運用体制▽その他技術的事項-など。プロジェクトの企画段階や設計段階で使うため、特定の資機材メーカーに依存しない「ジェネリックオブジェクト」を作成する考えだ。
 ライブラリー利用の目的や場面を明確化するとともに、利用者ニーズに応じたデータの種類、形式などを整理する。データ提供の運用体制やビジネスモデルも検討。海外事例も分析する。

(日刊建設工業新聞様より引用)