国交省/i-Con推進へロゴマーク作成/変わる現場の魅力発信

 国土交通省は5日、産学官でつくる「i-Construction(建設現場の生産性向上策)推進コンソーシアム」の全体マネジメントを行う第2回企画委員会を省内で開いた。i-Constructionの取り組みやワーキンググループ(WG)の活動について議論。建設現場が魅力的に変わっていくことを広く発信するための方策として、ロゴマーク作成などについて意見を交わした。
 1月に発足したコンソーシアム(会長・小宮山宏三菱総合研究所理事長)は三つのWGを設置し、具体的な活動を進めている。会合では技術開発・導入と3次元(3D)データ流通・利活用の2WGの取り組みが報告された。
 技術開発・導入WGは建設現場への最新技術の導入に向け、行政や現場のニーズと最先端技術のシーズとをマッチングさせるイベントを4月(ニーズ説明)と5月(シーズ説明)に開催。マッチングが成立し現場試行する技術を今月25日に公表し、試行を開始する。今後はニーズ、シーズを随時受け付け、企業間連携や新技術開発につなげる。
 3Dデータ流通・利活用WGは、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)データを含め3Dデータの利活用方法や拡大方策をまとめた「3次元データ利活用方針(案)」を提示。データの利活用に向けた取り組みの方向性を示した。
 調査・測量、設計、施工、検査、維持管理までの全プロセスに3Dモデルを適用・拡大するため、CIM試行事業を実施している。発注者指定型で発注する直轄のCIM試行業務・工事に、属性情報の付与方法やCIMモデルのデータ共有方法といった検討項目を設定。CIMモデルの本格導入に必要となる課題の抽出や解決方策の検討を進める。
 i-Constructionの普及・促進策の一環としてロゴマークを作る。会合では革新的テクノロジーが建設現場を劇的に変え、その原動力が日本を次のステージへと推し進めるというメッセージを体現した9案を提示。12月中旬にロゴマークを公表する予定だ。
 優れた取り組みを表彰する「i-Construction大賞」を創設。大臣賞原則1件、優秀賞最大10件程度を選定する。ベストプラクティスとして広く紹介し、i-Constructionの普及・促進に役立てる。
 冒頭、国交省の高橋克法政務官は「生産性向上と働き方改革に取り組み、魅力ある建設現場の実現を目指していきたい」とあいさつ。委員長を努める小宮山氏は「膨大なインフラを維持するためにも建設現場の生産性10倍を目指してほしい。大きな視野を持って仕事をしていただきたい」と要請した。

(日刊建設工業新聞様より引用)