大崎三丁目地区再開発(東京都品川区)/39階建て、11月都計決定めざす/準備組合

 東京都品川区のJR大崎駅西口にある大崎三丁目地区(大崎駅西口F南地区)で第1種市街地再開発事業を計画している「大崎三丁目地区市街地再開発準備組合」は、再開発ビルの施設計画をまとめた。延べ床面積は4・9万平方メートルを想定。隣接する大崎駅西口E西地区では明電舎が再開発と連動した単独開発で事務所を整備する。両地区とも11月の都市計画決定を目指す。その後のスケジュールは未定だが、品川区の担当者は再開発事業について、過去の事例などから「21年度ごろに竣工する」とみている。
 三丁目地区の対象は、明電舎と世界貿易センタービルディング(WTC)が開発した超高層オフィスビル「シンクパークタワー」北側にある0・6ヘクタールの区域(大崎3の7、敷地面積5100平方メートル)。
 地区内には約30棟の建物があり、うち8割は新耐震基準以前に整備された木造住宅。細街路も多く、防災性の向上が課題になっている。区域の北東から北西にかけては約6メートルの高低差がある。
 地権者は土地所有者12人、借地権者15人の計27人。このうち、準備組合には88・9%に当たる24人が参加している。
 再開発ビルの規模は地下2階地上39階建て延べ4万9200平方メートルと設定。住宅(目標戸数500戸)、事務所、店舗や保育施設が入る。公共施設として、駅南改札とシンクパークタワーをつなぐ歩行者デッキを三丁目地区内まで延伸し、歩行空間の確保と地区内の高低差の解消を図る。観音寺に隣接する地区北側は、風格ある参道空間の創出を目指して緑化を推進する。
 同地区では、06年8月に勉強会、同10月に協議会、07年に準備組合が発足。これまで再開発の具体化に向けた検討を進めてきた。
 事業協力者として住友不動産、事業コンサルタントとして日建設計が参画している。
 大崎駅西口E西地区(大崎2の222の4、区域面積0・3ヘクタール、敷地面積1100平方メートル)では、明電舎が現在大崎三丁目地区内にある事務所を移転・新築する。建物の規模は地下1階地上6階建て延べ3700平方メートルを想定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)