大成建設、千葉工業大学/鉄筋結束ロボット開発/作業2割効率化、19年度に実用化

 大成建設と千葉工業大学は16日、床鉄筋工事の際の鉄筋交差部の結束作業を自動で行う自律型鉄筋結束ロボット「T-iROBO Rebar」を共同開発したと発表した。レーザーセンサーでロボットの位置を高精度に決定し、スイッチを押すだけで決められた範囲の結束作業を自動で行う。鉄筋工事全体で2割程度の省力化が見込まれるという。19年度に外販も含めた実用化を目指す。
 T-iROBO Rebarは、鉄筋コンクリートスラブの主筋と床型枠を一体化した鉄筋付きデッキプレートを用いて行う床鉄筋工事での結束作業を想定して開発した。
 電車と同様のテーパー車輪機構により、鉄筋をレールとして前後に移動する。ロボット本体には2種類のレーザーセンサーを搭載。格子状に張り巡らされた鉄筋の交差部を検出すると自動で結束し、周辺障害物や鉄筋端部を検知すると、横移動で隣の鉄筋に移り縦移動を再開する。
 鉄筋工が配筋して仮留めした鉄筋の上にセットしてスイッチを押すだけで、指定した範囲内で移動と結束を繰り返し、自動で結束作業が完了する。同社の調査では、鉄筋結束作業は鉄筋工事全体の20%程度を占めており、結束作業を同ロボットに置き換えると、2割程度の省力化、1~2割程度の作業効率向上が期待できるという。
 開発に当たっては3現場で実証試験を行い、95%近い精度で結束作業が行えることを確認した。今後、実証結果を踏まえて改良を加え、18年度にも同社の現場に本格導入。さらに検証を進める。

(日刊建設工業新聞様より引用)