大成建設/生産施設向け室内環境制御システム開発/空調など最適化、省エネ20%実現

 大成建設は、食品や医薬品、半導体工場など生産施設の照明、空調、換気を最適に制御できるシステムを開発した。生産設備の稼働状況に合わせ、照明・空調・換気の必要の有無や強弱などをエリアごとにあらかじめ設定しておき、自動で制御する。稼働日1日当たり約20%の省エネを実現できるという。
 工場では、生産設備の稼働状況や人の在室状況に関係なく、常に照明は点灯、空調・換気は最大設定で運転しているのが現状で、余分なエネルギー消費の削減が課題となっていた。
 開発した「T-Factory Next」は、照明、空調、換気の各種設備と人検知センサーを制御するコントローラー、操作パネルで構成する。
 操作パネルで、作業員の在・不在、生産設備の運転・停止、照明の点灯・減光・消灯、空調の運転・弱運転・停止などの情報を事前に入力しておくと、「準備モード」「製造モード」「清掃モード」「休止モード」など、スケジュールに合わせて最適な環境を実現する。
 システムは、生産エリア、生産設備などの単位で個別に制御する「個別制御型」と生産ラインの生産機器を一元管理する「中央監視制御型」の2種類を用意しており、既に4件の導入実績があるという。
 今後、システムと生産設備の製造管理システムとの連携やネットワークを活用したIoT(モノのインターネット)への展開など、さらに高度な省エネ運転に向けたシステムの開発を進めていく。
 13~16日に東京都江東区の東京国際展示場で開かれる「FOOMA JAPAN2017(国際食品工業展)」に出展し、新技術をPRする。

(日刊建設工業新聞様より引用)