大林組/国内初のWELL認証、17年内に取得見通し/技研本館(東京都清瀬市)で

 大林組は17日、東京都清瀬市の技術研究所本館「テクノステーション」が、健康や快適性の観点から建物・室内環境を評価する国際認証「WELL認証」の取得に向け、書類審査の申請手続きを完了したと発表した。今後、現地審査などの手順を踏み、年内にも日本初となる認証を取得できる見通しだ。
 同社は、建物利用者の健康活動や環境行動に働き掛け、安全・安心、健康、快適を実現する建築計画や運用、管理手法を「ウェルネス建築」と呼称。10年9月に完成したテクノステーションは、最新鋭の研究環境を提供するオフィスビルとして、省エネと知的生産性を両立できるよう運用してきた。
 WELL認証の取得に当たっては、省エネ性能だけでなく、室内環境や照明環境をウェルネスの観点で再評価。オフィス内の動線や周辺の自然環境、働き方、カフェのメニューまでを評価対象に、基準適合に向けた対応策の検討や必要な技術開発に取り組んできた。
 これらを通じ、WELL認証取得の鍵となる効率的な設備投資や維持管理手法、異なる法制度や文化的背景に基づく評価基準の導入ノウハウなどを蓄積。WELL認証の公認専門家「WELL AP」が社内に複数人誕生しているという。
 自社施設での認証取得を弾みに、高いホスピタリティーが求められる施設や健康経営を重視する顧客に、ウェルネス建築を積極的に提案していく。
 WELL認証制度は米国のデロス・リビング社が2014年に創設。空気、水、栄養、光、フィットネス、快適性、心の7領域・100項目で建物・室内環境を評価し、獲得した得点に応じてプラチナ、ゴールド、シルバーの認証が付与される。米国を中心に認証登録件数が拡大している。

(日刊建設工業新聞様より引用)