大林道路、ユナイト/舗装ローラー用の緊急停止装置開発/ミリ単位で危険範囲設定

 大林道路は20日、舗装工事用のローラーなどに搭載する緊急停止装置を開発したと発表した。タイヤローラーの自動運転による無人化施工技術の開発を進めており、緊急停止装置は開発過程で得た技術を転用した。重機周辺の危険範囲を1ミリ単位で任意に設定できるのが特長。タイヤローラーとマカダムローラー各50台への設置が完了し、全国の工事で活用している。
 道路建機レンタル会社のユナイト(東京都中央区、須郷洋一社長)と共同開発した。緊急停止装置は障害物を検知するセンサー、障害物の検知を重機に伝えて緊急停止させる制御ボックス、重機の前後と運転席の3カ所に設置する警報機などで構成する。
 センサーが障害物を検知すると、通常は手で操作する前後進レバー、ブレーキペダル、駐車(パーキング)ボタンの3種類のブレーキが自動的にかかり緊急停止する。走行レバーがニュートラルに戻るタイプの緊急停止装置と違い、パーキングブレーキがかかるため勾配のある場所でも惰性で走行せず確実に停止する。
 センサーは光をスキャニングしながら検出物までの距離を測定する測域センサーを採用し、人や物を問わず設定された危険範囲内の障害物を検知する。
 危険範囲はスキャン角度270度、スキャン半径6メートルの範囲で任意設定できる。例えば走行範囲の周辺に障害物が多い現場では、危険範囲を狭く設定することで障害物を検知せずにスムーズな作業が可能になる。
 緊急停止装置は同社の舗装用ローラーのほかにタイヤショベルなどにも設置済み。装置はメーカーを問わず後付けで設置できる。

(日刊建設工業新聞様より引用)