大阪市ら/夢洲まちづくり構想案/IR核に国際観光拠点整備、24年供用開始めざす

 大阪市や大阪府、関西経済3団体で構成する「夢洲まちづくり構想検討会」の第4回会合が6日、大阪市北区の市役所で開かれ、IR(統合型リゾート)や、25年日本万国博覧会の誘致を目指す夢洲地区(大阪市此花区)のまちづくり構想案を取りまとめた。中央部約170ヘクタールを観光・産業ゾーンとし、3段階に分けて国際観光拠点を整備。北側約70ヘクタールの1期では、IRを核にMICE施設やエンターテインメント施設などを整備する予定で、24年ごろの供用開始を見込む。今後、IR実施法案などの内容を踏まえ、公・民が一丸となって具体化に向けた検討を進めていく。
 夢洲のコンセプトは「SMART RESORT CITY~夢と創造に出会える未来都市~」。国際観光拠点を目指し、大阪・関西・日本観光の要となる国際的エンターテインメント機能をIRを中心に形成する。IRを核として、世界を相手に競争力を持つMICE拠点をつくり、都市力向上・産業振興に資する大規模展示会や国際会議などへの対応力を強化する。日本最大級の展示施設(展示面積10~20万平方メートル)をはじめ、1万人規模の会議に対応可能な会議場、ホテル、飲食・物販、エンターテインメントなどを一体的に整備することで「オールインワンMICE拠点」の形成を目指す。
 土地利用については、中央部約170ヘクタールを観光・産業ゾーンとし、土地造成の進ちょくに合わせ、中央部北側から南側へ3段階に分けて整備を進める。北側の1期エリア(約70ヘクタール)ではIRを核としたMICE施設、エンターテインメント施設、商業・飲食施設などを整備。2期エリア(約60ヘクタール)は25年の万博会場として暫定活用したあと、1期に導入されたエンターテインメント機能の拡充やレクリエーション機能の導入などを図る。南側の3期エリア(約40ヘクタール)は長期滞在者用の機能や、その関連機能の配置を想定している。
 夢洲へのアクセスのうち鉄道は、観光・産業ゾーンに設置する夢洲駅を中心とし、北ルート(京阪中之島線延伸、JR桜島線延伸)と南ルート(地下鉄中央線延伸)の2方向を計画。段階的な土地利用の状況に応じて整備を検討していく。
 今後はIR実施法案などの進ちょくにより流動的になるが、今のところ、1期は18年度からインフラや開発区域内の整備などに着手し、24年ごろに南ルートの鉄道とともにIRの供用開始を予定。25年の万博開催後、2期整備を進め、整備完了までには北ルートの鉄道整備も行う方針だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)