大阪府茨木市/市民会館跡地エリア基本構想案/交流拠点として複合施設整備へ

 大阪府茨木市は12日、市民会館跡地エリア活用基本構想案を公表した。市民会館跡地活用検討委員会の議論を踏まえ、エリア整備を元茨木川緑地や川端康成文学館など自然・文化の要素を備えた南北軸の拠点、JR茨木駅と阪急電鉄茨木市駅や市役所など都市的要素がある東西軸の接点と位置付け、両軸の交点として人が集まる場所を目指すと新たに明記。ホールや憩いなどの機能を複合化する新施設をエリアの中央公園南グラウンド(駅前3)に建設する。18年度に基本計画を策定しPPP(公民連携)手法導入可能性調査も行う。
 基本構想案にはホールの必要性を改めて強調。市民の意見では音楽会が開催できる場やホールを求める声が最も多かったことや、文化芸術振興政策を進める上で活動拠点が必要なこと、16年から利用可能になった立命館大学大阪いばらきキャンパスのフューチャープラザグランドホールでは従来の市民会館利用者の発表・鑑賞のニーズに対応し切れないことなどを踏まえ、ホール機能が必要との結論に至ったと記述。基本構想案には新施設の導入機能として、大ホールと多目的ホール、憩い・にぎわい・交流・子育て支援を示した。
 活用する敷地については新施設を中央公園南グラウンドに建設する「市民会館跡地+福祉文化会館+人工台地+中央公園南グラウンド」案を選定。選定案は市民会館現在地建て替え案より事業費が約3億6000万円高い109億5000万円が見込まれるが、現有施設の解体と新施設の建設を別の場所で行えるメリットなどがあるとしている。
 PPP手法の1次検討ではPFIなら一定のVFM(バリュー・フォー・マネー)が確認できたと記載。
 市民意見を18年1月11日まで募集し、検討委員会は同月中にも基本構想答申案をまとめる。スケジュール案では18年度末には事業者募集要項を策定し19年度中に公募手続きをし事業者を決める。20年度から設計・解体工事・新施設工事を順次行い23年3月の完成、同年4月の開館を目指す。

(日刊建設工業新聞様より引用)