奈良県/国際芸術家村施設建設(天理市)/18年度着工、総延べ1万平米

 奈良県は、天理市に計画している「(仮称)奈良県国際芸術家村」の施設建設工事に18年度着手する。歴史文化資源の修復・活用や文化資源交流、人材育成の拠点となる施設で、文化財修復・展示棟や複合棟など総延べ床面積約1万平方メートルを見込む。建築物の基本・実施設計を大建設計、屋外体験等施設の基本設計をオオバが担当。18年度当初予算に整備費として約7億5000万円を要求している。完成は20年度の予定。
 計画地は国道25号に面した天理教杣之内多目的グラウンドを含む周辺地区(約2・9ヘクタール)。このほど森下組・檜尾建設JVの施工で造成工事に着手した。
 施設は▽文化財修復・展示棟(約4900平方メートル)▽複合棟(約2950平方メートル)▽農村交流施設・伝統工芸施設・サイクルステーション(約1750平方メートル)▽情報提供施設(道の駅)・トイレ(約250平方メートル)-などで構成する。
 文化財修復・展示棟には県文化財保存事務所と天理市文化財課を移転するとともに、美術工芸等の修復団体・企業を誘致。県文化財保存事務所が中心となり文化財建造物の修復に必要な技能(宮大工、左官、建具、畳など)の研修を行い、人材育成につなげる。複合棟は歴史文化資源や上質な文化・芸術を見て、聞いて、触れることができる学習・体験の拠点となり、体験学習室やギャラリー、AIRスタジオ、多目的ホールなどを設ける。
 東側の丘陵部分には、散策道・こども広場などの屋外体験施設も整備する。また、敷地南西側では公募による民設民営ホテルの誘致も検討している。

(日刊建設工業新聞様より引用)