奥村組/外壁タイル打診調査を省力化/ウエアラブル端末活用、簡便に調査・記録

 奥村組は10日、外壁タイルの打診調査を省力化する「調査支援システム」=写真=を開発したと発表した。ゴーグル型のウエアラブル端末とセンサーなどを搭載した機器を使用し、打診検査で判明したタイルの異常などを簡単な操作で記録する。現地調査から報告書作成までの作業が効率化でき、調査期間の短縮とコスト削減を可能にする。
 同システムは、調査員が視覚や聴覚で判別したタイルの異常などを、手元のスイッチ操作で記録する。異常箇所は、タイル壁面に設置した測域センサーにより、打診棒の位置情報が付加され、調査結果を即座に図や数量として電子情報化できる。記録したデータはCADに反映できるほか、表計算ソフトでの集計も可能。調査から報告書作成まで一連の作業が省力化でき、調査期間の短縮とコスト削減につながる。
 外壁タイルの調査は、外部足場から調査員がタイルをたたいて異常を見つける方法が一般的。異常箇所の記録などは手書きで行っており、データ整理を含めると多大な労力が必要だった。
 同社は開発したシステムを自社の調査業務に適用して改善を行う予定。外壁タイルの打診調査を省力化する技術として、積極的に提案していく方針だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)