島田市民病院(静岡県)/新病院基本設計中間報告公表/免震、総延べ3・4万平米

 静岡県の島田市民病院は、新病院基本設計の中間報告を公表した。建物はS造7階建て(免震構造)、一体的に整備する放射線治療のリニアック棟はRC造(耐震構造)とし総延べ床面積は約3万4000平方メートル。基礎は支持杭工法を採用する方針。17年3月を目標に基本設計を取りまとめるが、整備手法については現段階で「検討中」としている。設計は内藤建築事務所、コンストラクション・マネジメント(CM)業務は日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)が担当している。
 新病院は、現病院(野田1200の5)の敷地内に建設する。病床は445床(一般405床、回復期リハビリテーション40床)。1、2階は患者が利用する外来・検査部門を中央通路に面して配置し、利用者に分かりやすい平面計画とした。1~2階を結ぶ外来専用のエレベーターとエスカレーターも設置し、患者の上下移動にも配慮した。
 将来の医療需要の変化に対応するため、▽エレベーターや階段を中央に集約▽設備シャフトを外周に配置▽エレベーター増設に対応するフレキシブルシャフト-など、改修や維持管理がしやすい施設計画としている。防災面では、S造を採用することで建物重量を軽量化。支持杭と建物の間に免震装置を設置し、南海トラフ地震など長周期地震動に対応する。建設予定地には、地表から深さ20メートル付近まで軟質な粘性土が堆積しているため、摩擦杭工法より工期、コスト面でも優れている支持杭工法を採用した。
 整備手法は、従来方式と設計・施工一括(DB)方式、施工予定者技術協議(ECI)方式について検討中。本年度内に決定する。今後のスケジュールは、18年3月までに実施設計を完了させ、準備工事(約10カ月)に着手する。新病棟建設工事は19年2月から20年12月までの23カ月間。21年4月に新病院を開院する。その後、既存施設の改修工事や外構工事を進め22年8月のグランドオープンを予定している。

(日刊建設工業新聞様より引用)