広島市立病院機構/新安佐市民病院基本設計(広島市安佐北区)/内藤建築事務所JVに

 広島市立病院機構は7日、「広島市立新安佐市民病院(仮称)基本設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで内藤建築事務所・シグマ建築事務所JVを最優秀者に選定したと公表した。次点は日本設計・あい設計JV。履行期間は330日。
 建設地は、広島市安佐北区亀山南1の敷地約4万平方メートル(広島市荒下土地区画整理事業の保留地などの事業用地)。建築面積約1万5000平方メートル。建物は免震構造でRC・S造地下1階地上5階程度、延べ約4万平方メートル(別途、食堂、アメニティモール、地域開放スペースなどを予定)の規模を想定している。
 最優秀者の提案は、敷地内の南西に医師住宅、看護宿舎を配置。これらの施設や立体駐車場と病院2階部分を歩行者用ブリッジで結び、車の動線と来院者や医療スタッフの動線を明確に分離するとともに、ブリッジにより、医師住宅から夜間の救急搬送患者への迅速な対応を可能としている。交通広場にロータリーを二つ設けることで、JRあき亀山駅利用者と病院利用者の車両の動線も分離した。
 審査講評では、利用者の使いやすさに配慮していること、外来部門と検査、治療部門の動線がきれいに整理され、それぞれの部門にスムーズにアプローチできるよう工夫されていること、病棟計画の実現性が高いことなどを高く評価した。
 本年度に基本設計に着手し18年度に設計を完了させ、19年度早期に着工、20年度完成、22年度の開院を目指す。建設費は、基本設計費1億8000万円、実施設計費4億円、設計・工事監理費9億3000万円、建設工事費204億9000万円の計220億円と試算。土地や医療機器購入費などを合わせた総額は312億7000万円と見込んでいる。
 診療科目は32科目、病床数は450床(救命救急センター19床、その他一般病床431床)を基本とする。集中治療室(ICU)10床程度、高度治療室(HCU)20床、手術室13室程度も予定している。付帯施設として、患者・家族等宿泊施設、医師住宅、医療スタッフ宿舎、院内保育所、ヘリポートなどの整備も想定している。
 建設工事の発注は、従来方式、DB(設計・施工一括)方式、実施設計段階から施工予定者が参画するECI方式から総合的に判断して決定するとしている。

(日刊建設工業新聞様より引用)