広島県、広島市/西広島飛行場跡活用(広島市西区)/大和ハウス工業ら2社グループに

 広島県と広島市は、「広島西飛行場跡地活用に係る事業予定者」の審査結果を公表した。跡地利用計画に掲げる四つのゾーンのうち、民間が整備主体となる新たな産業(雇用・にぎわい)機能を持つ二つのゾーンで事業予定者を募集し、雇用ゾーン(A地区約17・4ヘクタール)は大和ハウス工業グループ(構成員・フジタ)を選定、にぎわいゾーンは該当者なしとした。
 大和ハウス工業グループは、用地を購入し研究・事務所・物流施設など産業機能等を集積させた「広島イノベーション・テクノ・ポート~広島の新たな活力創出型複合産業拠点~」を提案。計画地を北側9・5ヘクタール(5街区)と南側7・8ヘクタール(5街区)に区分。北側に研究所・事務所など1~3階建て総延べ1500~1万平方メートル、工場・事務所など3階建て総延べ1万平方メートル、物流施設など3階建て総延べ4万平方メートルの施設を整備する。
 南側には研究所・事務所など3階建て総延べ1万~2万平方メートル、工場・事務所など2階建て総延べ1万5000平方メートル、物流施設など2階建て総延べ5000平方メートル、店舗・事務所など平屋500平方メートルなどの施設を整備する。事業費は北側61億円、南側50億円、総額111億円を見込んだ。
 審査講評では大和ハウス工業グループの提案について、「インフラ整備の進捗(しんちょく)に応じ、北側と南側を段階的に開発し跡地利用計画を十分に踏まえたもの」「誘致を予定している企業から意向表明を文書で得ている、スケジュールなどの計画が具体的に示されている」「十分な実績があり、当該地区で誘致企業を確実に誘導しながら環境・景観に配慮した事業が期待できる」などの点を評価した。
 募集では、県と市が策定した広島西飛行場跡地利用計画で、「新たな産業(雇用)」(A地区)と「新たな産業(にぎわい)」(B地区)に位置付けられている広島市西区観音新町4で民間事業者を求めた。実測面積はA地区が17万3578平方メートル、B地区が3万5944平方メートル。

(日刊建設工業新聞様より引用)