建専連/見て・触れて・感じる体験現場の拡大へ/担い手確保へ全国大会でアピール

 建設産業専門団体連合会(建専連、才賀清二郎会長)は15日、東京都港区のニッショーホールで16年度全国大会を開いた=写真。テーマは「見て、触れて、感じる体験現場の拡大に向けて」。建設産業の担い手確保・育成へ行政と業界が一丸となった取り組みが行われる中、次代を担う子どもたちへ引き継ぐために、今何をすべきかを問い掛け、体験学習が行える現場の拡大をアピールした。
 冒頭、才賀会長は、「建専連は、政策提言集団として業種横断で共通する課題の解決に取り組み、積極的に活動を展開していく」とあいさつ。専門工事の技能者の育成拠点である富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)で進む建て替え事業で来年1月に共用棟・宿泊棟の竣工式が行われることを紹介し、続く本館、教室棟の建て替え実現への一層の協力を呼び掛けた。
 来賓の石井啓一国土交通相は、建設産業の発展に向けた建専連の役割に期待を表明。国交省としても「賃金水準の上昇や社会保険加入促進で魅力的な職場となるようにしたい」と述べた。厚生労働省、日本建設業連合会(日建連)の中村満義会長、全国建設業協会(全建)の近藤晴貞会長も祝辞を述べた。
 基調講演では、文部科学省の渡辺栄二生涯学習政策局社会教育課地域・学校支援推進室長が登壇。「地域と学校の連携・協働の推進に向けて」をテーマに、開かれた学校運営で地域住民や企業とも連携し、子どもたちを育てる活動を紹介した。
 建設産業専門団体北海道地区連合会の熊谷誠一会長は特別講演で、札幌駅前通地下広場を利用して1月に開催した体験型イベント「建設産業ふれあい展」の狙いや、子どもたちの進路に影響を与える「お母さんたちに興味を持ってもらう」ためにどのような工夫を重ねたかを紹介した。

(日刊建設工業新聞様より引用)