戸田建設/鋼板補強型杭頭接合工法開発/杭頭接合筋の必要本数削減可能に

 戸田建設は、杭頭接合部の耐震性向上と施工性改善を図る鋼板補強型杭頭接合工法「TO-SPCap工法」を開発した。杭鋼管に角型のプレートを取り付けるのが特徴。杭頭接合筋を、プレートに沿って矩(く)形に近い配置にすることで、基礎梁主筋との交差による干渉を解消。必要な杭頭接合筋の本数を抑えられることから、施工性の向上につながる。
 鋼管コンクリート杭の杭頭接合部は、耐力確保のために杭頭接合筋の必要本数が多くなる傾向がある。さらに、従来の杭頭接合工法では円周状に杭頭接合筋を配置するため、格子状に配筋された基礎梁主筋との干渉が生じないように、杭径を大きくして対応する必要があった。
 TO-SPCap工法を導入することで、杭頭接合筋の本数を抑えられるのに加え、杭頭接合筋の先端に定着板を取り付けることで接合筋の長さを半分程度に抑えられ、フーチングを薄くすることが可能になる。これにより、基礎根切り深さを浅くでき、掘削・山留め・残土処理などの費用削減が期待できるという。
 杭頭接合筋の本数が同じ数であれば、接合部の耐震性能は従来工法と比較して最大1・5倍程度まで向上することを構造実験・解析で確認済み。16年5月30日付で、日本建築総合試験所の建築技術性能証明も取得している。
 同社は、地震に強い建物を提供するため、自社の設計物件だけでなく、他社の設計物件にも積極的にTO-SPCap工法を提案していく方針だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)