技研製作所/米現法がニューヨーク市の災害復旧に貢献/杭圧入引き抜き機納入

 技研製作所が製造・販売する油圧式杭圧入引き抜き機「サイレントパイラー」による圧入工法が、米ニューヨーク市マンハッタンのハリケーン被害を受けた地下鉄修復・駅舎改築工事で採用された。米現地法人の技研アメリカが施工会社にサイレントパイラーをレンタルで提供。技術指導員も派遣し、オペレーターをサポートした。工事は4月中旬に完成した。
 現場周辺は岩盤の上に玉石が混在する地盤が多い。地下鉄建設時の鉄くずを含む廃棄物も地中に混在し、既存工法による鋼矢板の打設は難しい。このため、硬質地盤でも圧入を可能にする同社の工法が採用された。地下に埋設されたライフライン、周辺の商業施設、道路交通機関などへの影響を最小限に抑えた。
 マンハッタン地区でサイレントパイラーによる圧入工法が施工されるのは初めて。認知度が高まり、同地区でのさらなる採用拡大が期待されるとしている。
 トランプ政権は、今後10年間で1・5兆ドル(約164兆円)のインフラ投資を計画する。開業から114年が経過しているニューヨークの地下鉄や地下ライフラインの老朽化対策が加速すると見られる。

(日刊建設工業新聞様より引用)