担い手コンソーシアムWG/4職種の能力基準案了承/中堅・熟練者向け教育試行へ

 建設産業担い手確保・育成コンソーシアム(事務局=建設業振興基金)のプログラム・教材等ワーキンググループ(WG)と傘下の小WGは6日、東京都内で合同会合を開いた。塗装など4職種の職業能力基準案をまとめるとともに、18年度から職長や中堅・熟練技能者向けの新しい教育プログラムを試行することを決めた。能力基準案は4職種の策定に伴い、検討してきた12職種が出そろった。
 能力基準案をまとめた4職種は塗装、コンクリート圧送、ダクト、トンネル(山岳)。▽レベル1(初級技能者)▽同2(中堅技能者)▽同3(職長・熟練技能者)▽同4(登録基幹技能者)-の4段階で、身に付けておくべき知識や技能を示した。関係団体の意見が反映されており、塗装は化学物質のリスクアセスメントについて、レベル別に行う技能などを定めた。塗装技能士は2級をレベル2、1級をレベル3に位置付けた。
 コンクリート圧送は、レベル別にコンクリートポンプ車の操作方法や知識などを定めた。能力基準案に強制力はないが、上位レベルほど大型の車両の扱いに適しているという考えを示した。ダクトは、製作、据え付けに関する指示、指導、確認を行えるのがレベル3、その管理も行えるのが同4などとした。トンネル(山岳)は、レベル1の技能者の安全管理に保護具の必要性の認識と着用、レベル4には職業性疾病に関係する書類の保存を追加した。
 4職種の能力基準案は事務局と、WG座長の蟹澤宏剛芝浦工大教授の修正を待って最終決定。必要に応じて見直す。12職種共通の職業能力基準案の改訂も進める。
 この日の会合では、技能者向けの教育訓練プログラム、教材、入職促進用プログラムなどについても議論した。教育訓練プログラムについては、12職種のレベル2、同3に該当する技能者向けのものを18年度に富士教育訓練センターの協力を得て試行的に行う。関係団体から参加者を募る。

(日刊建設工業新聞様より引用)