振興基金/キャリアアップシステムのシンボルマーク決定/C基調に男女のシルエット

 来秋に運用を始める「建設キャリアアップシステム」のシンボルマークが決まった。「Construction」と「Career」の頭文字「C」を基調に、ヘルメットをかぶった男女の横顔をシルエットで表現し、赤は太陽、緑は大地で国の土台づくりを担う元気な建設業を明快にイメージさせるデザイン。技能者一人一人に交付するIDカードのデザインのほか、システムのホームページ(HP)、チラシなどに使用する。
 運営主体の建設業振興基金(内田俊一理事長)が8~10月にシンボルマークデザインを公募したところ、505点の作品が集まった。10代と20代が半数を占め、約50%が学生、40%が会社員・自営業だった。
 審査は3段階で実施。1次審査ではデザインの独創性や趣旨の分かりやすさなどをポイントに52点を選出。2次では親近感やメッセージ性、コンセプトの観点で審査し、22点に絞った。
 最終審査は振興基金内に設置した「シンボルマーク選定委員会」(内田委員長)が行い、工藤和久さん(53、青森県、自営業)の作品を大賞(賞金10万円)に選定。このほか奨励賞に2点(商品券1万円相当)、佳作に7点(同5000円相当)を選んだ。
 内田委員長は「腕を磨く、評価する。この好循環で建設技能の環境改善をという制度の狙いが『UP』の文字で端的に表現されている。男女ペアのシルエットも進むべき方向を的確に示している」と講評した。
 副委員長を務めたイラストレーターの坂崎千春さんは「女性と男性のシルエットで円をくり抜いて『C』の文字を想起させているのが新鮮。建設キャリアアップのイメージをシンプルに、明快に表現している良い作品だと思う」とコメントした。
 振興基金は13日から建設キャリアアップシステムのHPに大賞、奨励賞、佳作の作品を掲載する。
 建設キャリアアップシステムは技能者一人一人にIDカードを交付し、就業履歴や保有資格、研修受講実績などを業界統一ルールで蓄積・管理する仕組み。建設産業の基本的なインフラとして活用する。個々の技能者が適正な評価と処遇を受けられる環境を整備し、将来にわたる建設産業の担い手確保につなげるのが大きな目的だ。

(日刊建設工業新聞様より引用)